『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の特徴と運用実績を競合する新興国株式ファンドと比較してみました。
比較の対象は『iFree 新興国株式インデックス』とアクティブファンドの『iTrust新興国』です。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスほか特徴
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、新興国株式市場を対象にした「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。MSCI エマージング・マーケット・インデックス 2019年9月末現在 |
『iFree 新興国株式インデックス』(大和投資信託)は、ファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
FTSE RAFI エマージング インデックス 2019年9月末現在 |
アクティブ運用の『iTrust新興国株式(愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~)』(ピクテ投信投資顧問)は、労働人口が拡大していて、相対的に高い経済成長が期待できる新興国の株式に分散投資します。
iTrust新興国株式 2019年8月末月報より |
今回取り上げたファンドは、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスほか運用実績
下のチャートは過去2年間(2017年10月12日~2019年10月11日)の基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年10月12日~2019年10月11日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年10月11日現在)。
2019年10月11日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
米中貿易摩擦の影響もあり、新興国株式はさえない成績が続いています。
新興国株式の中でもファンダメンタルを重視したり、人口増加国に限定したり、より有望そうな投資対象にしぼるという方法も魅力的に思えます。
その一方で、長い目で見た場合、銘柄の選別がコストに見合うのか、やや疑問もあるでしょうか。
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』第2期(2019年4月25日決算)の実質コストが0.379%であったのに対し、『iFree 新興国株式インデックス』第3期(2019年7月5日決算)の実質コストは0.687%、『iTrust新興国』第2期(2019年3月15日決算)の実質コストは1.521%でした。
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