赤字でも黒字でも心配の種? |
赤字も心配だけど黒字になっても不安?
「赤字続きだったNISA口座が最近の円安で黒字になったのはいいけれど、このまま売らずに積み立てを続けて大丈夫?」。赤字続きだったNISA口座が最近の急激な円安(1ドル101円台から113円台へ)のおかげで黒字になっています。相場の揺り戻しがきそう?
余談ですが、私の場合、年度別の損益を見ると、2015年に買った投資信託はまだ3.5%の赤字です。
2015年はドル円の為替レートが120円台でしたから、いまだに赤字なのも納得です。やはり為替の影響は大きいですね。
ずっと赤字だった投資信託の損益が急に黒字になるといつまで続くのかなって不安になっちゃいますよね。
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NISA口座の欠点
NISA口座は利益を出しているうちに売らないと非課税メリットの恩恵が受けられないので、なおさらかもしれません。5年の非課税期限の終わりに値下がりしていると、値下がりしたその価格が取得価格と見なされて、後で値上りしてから売った時に税額が増える場合もあります。
100万円で買った投資信託が非課税期間終了時に80万円に値下がりしていると、所得価格は100万円ではなく80万円になります。
その後、110万円に値上がりしてから売却すると、大本は100万円で買った投資信託なのに非課税期間終了時の80万円から30万円値上がりしたと見なされて余分に課税されてしまいます。
NISAの仕組みは改善が必要だと思います。
積立投資の原則に従うなら
将来の値動きは予測できないので高いときも安いときもコツコツと積み立ててほどほどの買値に落ち着くことを期待する。それがインデックスファンドを利用した積立投資の本来の趣旨ですよね。
リスク水準を一定に保つため、年の終わりに資産配分の見直しをして元の比率に戻すリバランスもルールの一つとされています。
もっとも含み益の状態で売ると税金がかかります。NISAではいったん売却したぶんの非課税枠は再利用できません。
値上がりしてる(比率の増えた)資産の積み立てはしばらく減らすか中止して、値下がりしてる(比率の減った)資産の積み立てをそのぶん増やすことになるでしょうか。
上の図は国内債券と外国株式を対象にしたインデックスファンドを積み立てている場合のものですが、預貯金と投資信託でも同じですよね。
毎月、同額を積み立てているとして。1年の終わりに投資信託が値上がりしているなら、そのぶん投資信託を売って預貯金に回します。
あるいは投資信託の積み立てをしばらく減らすか中止して預貯金の積み立てを増やします。
相場より自分の資産に相談してみるのがいいようです。
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