遺伝子工学関連企業に投資する『eMAXIS Neo 遺伝子工学』(三菱UFJ国際投信)の特徴と成績を簡単にまとめてみました。
設定から1年が経過したので、運用実績を先進国株式インデックスファンドや米国株式インデックスファンドと比較してみました。
eMAXIS Neo 遺伝子工学ほか特徴
『eMAXIS Neo 遺伝子工学』(三菱UFJ国際投信)は、「Kensho Genetic Engineering Index」(配当込み、円換算ベース)に連動した投資成果をめざします。同インデックスはAIを活用し、第4次産業革命の原動力となる技術群(テーマ)に沿う銘柄を選定する「Kenshoニューエコノミー指数」の一つです。
米国の金融商品取引所に上場している日本を含む世界各国の遺伝子工学関連企業に投資します。
バイオ医薬品やゲノム編集の研究によりガンや難病の克服をめざすバイオテクノロジー関連銘柄などを投資対象とします。
インタレクソン、アイオバンス・バイオセラピューティクス、ジオファーム・オンコロジーなど45銘柄を組み入れています(2019年7月末現在)。
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.7776%です。
eMAXIS Neo 遺伝子工学 2019年7月末月報より |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど1,327銘柄を組み入れています(2019年7月末現在)。
運用管理費用(年率)は税込0.107892%です。
eMAXIS Slim/eMAXIS 先進国株式インデックス 2019年7月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.1596%程度です。
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じてマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど3,604銘柄を組み入れています(2019年6月末現在)。
楽天・全米株式インデックス・ファンド 2019年6月末現在(同年7月末月報より) |
今回、取り上げた投資信託は、為替変動リスクを軽減するための為替ヘッジを原則として行いません。
信託期間は、すべて無期限です。
eMAXIS Neo 遺伝子工学ほか運用成績
下記のチャートは、『eMAXIS Neo 遺伝子工学』設定来(2018年8月6日~2019年8月16日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年8月6日~2019年8月16日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2018年8月16日現在)。
2019年8月16日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『eMAXIS Neo 遺伝子工学』の基準価額の変動幅が大きいのは、小型株(時価総額100億米ドル未満)比率の高さも一因でしょうか。
出典:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Neo 販売資料」4P https://emaxis.jp/text/253270_180815.pdf |
・eMAXIS Neo 遺伝子工学 組入全銘柄のご紹介(2018年8月末時点)(三菱UFJ国際投信 PDF)
遺伝子工学による医療や農業の発展は大変興味深く夢のあるテーマですが、投資の果実を得るには値動きの激しさに動じない胆力も求められそうですね。
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