宇宙開発関連企業に投資する『eMAXIS Neo 宇宙開発』の特徴と成績を簡単にまとめてみました。
設定から1年が経過したので、運用実績を先進国株式インデックスファンドや米国株式インデックスファンドと比較してみました。
eMAXIS Neo 宇宙開発ほか特徴
『eMAXIS Neo 宇宙開発』(三菱UFJ国際投信)は、「Kensho Space Index」(配当込み、円換算ベース)に連動した投資成果をめざします。同インデックスはAIを活用し、第4次産業革命の原動力となる技術群(テーマ)に沿う銘柄を選定する「Kenshoニューエコノミー指数」の一つです。
米国の金融商品取引所に上場している日本を含む世界各国の宇宙開発関連企業に投資します(2019年7月末月報では米国100%)。
発射機材など宇宙ロケット関連を始め、衛星、宇宙用車両、通信システム等、宇宙開発に関連するサービスを提供する銘柄も投資対象とします。
L3・ハリス・テクノロジーズ、ハイコ、ノースロップ・グラマンなど25銘柄を組み入れています(2019年7月末現在)。
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.7776%です。
eMAXIS Neo 宇宙開発 2019年7月末月報より |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど1,327銘柄を組み入れています(2019年7月末現在)。
運用管理費用(年率)は税込0.107892%です。
eMAXIS Slim/eMAXIS 先進国株式インデックス 2019年7月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.1596%程度です。
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じてマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど3,604銘柄を組み入れています(2019年6月末現在)。
楽天・全米株式インデックス・ファンド 2019年6月末現在(同年7月末月報より) |
今回、取り上げた投資信託は、為替変動リスクを軽減するための為替ヘッジを原則として行いません。
信託期間は、すべて無期限です。
eMAXIS Neo 宇宙開発ほか運用成績
下記のチャートは、『eMAXIS Neo 宇宙開発』設定来(2018年8月6日~2019年8月15日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年8月6日~2019年8月15日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2018年8月15日現在)。
2019年8月15日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
過去6ヵ月、過去1年の騰落率では『eMAXIS Neo 宇宙開発』は一般的なインデックスファンドを上回る成績ですが、テーマ型の投資信託は投資対象を少数の銘柄に絞り込んでいる分、基準価額の変動幅が大きくなりがちな傾向はあるかもしれませんね。
・『語句よみ』第202号■身近な生活に影響を与える宇宙産業(日興AM PDF)
・グーグル、アマゾン…ITの巨人は なぜ宇宙に巨額投資するのか?(ダイヤモンド・オンライン)
宇宙開発においても民間の参入が進めば、技術開発の活発化や高度な通信技術・衛星データの活用など市場の広がりや成長に期待できるでしょうか。
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