ひふみプラス、米国株式(FANG+)を日経平均・S&P500・先進国株式など一般的なインデックスファンドと比較・評価 人気が過熱した投信や銘柄は要注意?

2019年7月13日土曜日

ひふみ 国内株式 先進国株式 投資信託の注意点 米国株式

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人気投信、テーマ型投信への投資は要注意?

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人気ファンドの『ひふみプラス』や注目度の高い銘柄を集めた『iFreeNEXT FANG+インデックス』の特徴や運用実績を一般的なインデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』、『iFree S&P500インデックス』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。




ひふみプラスほか特徴

アクティブ運用の『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。

国内企業だけでなく海外企業にも投資先を広げています。

ひふみプラス 組入上位10業種(情報・通信業、サービス業、その他海外株、電気機器、小売業ほか)と組入上位10銘柄(協和エクシオ、ネットワンシステムズ、光通信、東京センチュリー、ショーボンドホールディングスほか)
2019年6月末月報より

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、東証第1部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 組入上位10業種(電気機器、小売業、情報・通信業、化学、医薬品ほか)と組入上位10銘柄(ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、ファナック、KDDI、東京エレクトロンほか)
2019年6月末月報より

iFreeNEXT FANG+インデックス』は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。

四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。2018年10月24日に証券投資信託約款が変更されて信託期間は無期限になりました。

iFreeNEXT FANG+インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄(ツイッター、フェイスブック、アマゾン・ドットコム、ネットフリックス、アップルほか)
2019年5月末月報より

iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree S&P500インデックス 業種別構成比(情報技術、ヘルスケア、金融、一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービスほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、バークシャー・ハサウェイほか)
2019年6月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10業種(ソフトウェア・サービス、医薬品・バイオテクノ・ライフ、銀行、資本財、エネルギーほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、ジョンソン・エンド・ジョンソンほか)
2019年6月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国・地域(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイスほか)
2019年6月末月報より

今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジを原則として行いません。信託期間は無期限です。


ひふみプラスほか運用実績

下のチャートは、『ひふみプラス』と『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の基準価額の推移を、後発である後者の設定来1年5ヵ月強(2018年2月2日~2019年7月12日)の期間で比較したものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

ひふみプラス、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年2月2日~2019年7月12日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

下のチャートは、『iFreeNEXT FANG+インデックス』の設定来(2018年1月31日~2019年7月12日)の基準価額の推移を『iFree S&P500インデックス』や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と比較したものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

iFreeNEXT FANG+インデックス、iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年1月31日~2019年7月12日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年7月12日)。

ひふみプラス、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、iFreeNEXT FANG+インデックス、iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年7月12日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『ひふみプラス』のように中小型株が過半数を占めていたり、ハイテク株中心の『iFreeNEXT FANG+インデックス』のように特定のテーマに沿って銘柄を絞り込んでいたりすると、好不調の波が激しくなりがちという傾向はあるかもしれないですね。

人気が過熱した投信は投資対象が買われすぎて割高になっていることもありますから、あえて無理な背伸びをせずインデックスファンドで分散投資に徹するのも堅実な選択でしょうか。




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