人気ファンドの『ひふみプラス』や注目度の高い銘柄を集めた『iFreeNEXT FANG+インデックス』の特徴や運用実績を一般的なインデックスファンドと比較してみました。
比較の対象は『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』、『iFree S&P500インデックス』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。
ひふみプラスほか特徴
アクティブ運用の『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。国内企業だけでなく海外企業にも投資先を広げています。
2019年6月末月報より |
『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、東証第1部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」に連動する投資成果をめざします。
2019年6月末月報より |
『iFreeNEXT FANG+インデックス』は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
同指数は、フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。
四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。2018年10月24日に証券投資信託約款が変更されて信託期間は無期限になりました。
2019年5月末月報より |
『iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2019年6月末月報より |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2019年6月末月報より |
2019年6月末月報より |
今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジを原則として行いません。信託期間は無期限です。
ひふみプラスほか運用実績
下のチャートは、『ひふみプラス』と『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の基準価額の推移を、後発である後者の設定来1年5ヵ月強(2018年2月2日~2019年7月12日)の期間で比較したものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年2月2日~2019年7月12日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
下のチャートは、『iFreeNEXT FANG+インデックス』の設定来(2018年1月31日~2019年7月12日)の基準価額の推移を『iFree S&P500インデックス』や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と比較したものです。
起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年1月31日~2019年7月12日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年7月12日)。
2019年7月12日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『ひふみプラス』のように中小型株が過半数を占めていたり、ハイテク株中心の『iFreeNEXT FANG+インデックス』のように特定のテーマに沿って銘柄を絞り込んでいたりすると、好不調の波が激しくなりがちという傾向はあるかもしれないですね。
人気が過熱した投信は投資対象が買われすぎて割高になっていることもありますから、あえて無理な背伸びをせずインデックスファンドで分散投資に徹するのも堅実な選択でしょうか。
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