2019年2月のSBI証券の月間積立設定件数ランキング(つみたてNISA)でベスト10のうち1~5位の投資信託について、特徴と運用実績を簡単にまとめてみました。
6~10位はこちらの記事をご覧ください。
つみたてNISAの概要については金融庁のWEBサイトで解説されています。金融庁のリーフレット(PDF)や「つみたてNISA早わかりガイドブック」(PDF)もわかりやすいです。
つみたてNISA人気ランキングベスト5(SBI証券)
SBI証券の月間積立設定件数ランキング(つみたてNISA)のベスト5は下記の通りです(2019年2月1日~同年2月28日)。1位→(前回1位)<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
日本を除く先進国の株式(大型株と中型株)に投資
2位→(前回2位)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式(大型株と中型株)に投資
3位↑(前回5位)ひふみプラス
国内外の株式に選別投資
4位→(前回4位)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資
5位↓(前回3位)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
ニッセイ外国株式ほか特徴は?
資産クラスの近いものを先に並び替えています。『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2019年1月末月報より |
2019年1月末月報より |
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2019年1月末月報より |
2019年1月末月報より |
『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。
2019年2月末月報より |
2019年2月末月報より |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
基本投資割合 |
今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
ニッセイ外国株式ほか費用は?
投資信託を保有中にかかる運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税込)です。『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』
0.11772%
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
0.11772%
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』
0.17280%
『ひふみプラス』
1.05840%
(純資産総額500億円超の部分0.9504%、1,000億円超の部分0.8424%)
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』
0.17172%
上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。つみたてNISAでは、ETFを除き、投資信託はノーロード(購入時手数料なし)です。
ニッセイ外国株式ほか運用実績は?
下のグラフは過去およそ1年間(2018年2月末~2019年2月末)の基準価額の推移を比べたものです(起点の基準価額を1万円に統一)。『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(2018年7月3日設定)は運用開始から1年未満のため、同じ指数に連動する『iFree S&P500インデックス』を代用しています。
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の陰に隠れています。
基準価額の推移(月末ベース) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年3月8日現在)。
2019年3月8日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
参考に掲載した『iFree S&P500インデックス』の運用管理費用(年率)は税込0.2430%と、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(税込0.1728%)より若干割高です。
世界経済の減速懸念から軟調だった株式市場は反発しています。
株式を対象にしたインデックスファンドに比べると、債券を含む『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は値動きがやはり穏やかです。
まとめ
いくら基準価額が下がっている時のほうが口数が多く買えるチャンスと言っても、株式のみを対象にした投資信託は値動きが激しいですから、リスク資産の運用に不慣れだと途中で脱落してしまう可能性もあるでしょうか。途中で積み立てをやめてしまうぐらいなら、値動きが比較的穏やかな債券を含むバランスファンドを投資対象にするのも賢明な選択でしょうね。
もちろんリスク許容度が高めなら、非課税メリットを活かすべく、つみたてNISAでは株式中心の運用も合理的かもしれません。
ちなみに2001年に設定された『外国株式インデックスファンド』(三井住友トラスト・アセットマネジメント)は、100年に1度の金融危機といわれたリーマンショックで基準価額が大きく下落しますが、その後、最高値を更新しています。
外国株式インデックスファンド 2001年2月22日~2019年3月8日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません 出典:三井住友トラスト・アセットマネジメント http://www.smtam.jp/fund/detail/_id_92/ |
・2019年2月SBI証券つみたてNISA人気ファンド比較6~10位オール・カントリーほか
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