『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』『同(為替ヘッジなし)』実質コストをニッセイ外国株式やeMAXIS Slim 先進国株式と比較 値動きは為替ヘッジありが若干マイルド

2019年2月7日木曜日

先進国株式

t f B! P L
『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』『同(為替ヘッジなし)』競合と実質コストや運用実績を比較・評価・解説

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

新しく運用報告書の公表された『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』と『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』の実質コストと運用実績を競合と比較してみました。

比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。

すべて、少額投資非課税制度である、つみたてNISA対象商品です。つみたてNISAについては金融庁のリーフレット(PDF)や「つみたてNISA早わかりガイドブック」(PDF)がわかりやすいです。




iFree 外国株式ほか特徴

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』、『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』ほか今回取り上げる先進国株式インデックスファンドは、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』のみ為替リスクを軽減するため為替ヘッジを行い、それ以外は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)国・地域別構成
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
2019年1月末月報より


iFree 外国株式ほか実質コスト

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの実質コスト
項目ごとに小数点第3位未満を四捨五入

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』は第2期(2017年12月1日~2018年11月30日)の1万口当たりの費用明細を抜粋しています。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』は第3期(2017年12月1日~2018年11月30日)の1万口当たりの費用明細を抜粋しています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は第5期(2017年11月21日~2018年11月20日)の1万口当たりの費用明細に、2018年8月21日変更後の信託報酬率と2018年11月21日変更後の監査費用を当てはめています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は第1期(2017年2月27日~2018年4月25日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めて、2018年7月25日変更後の信託報酬率を当てはめています。


iFree 外国株式ほか運用実績

下のグラフは後発の『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』設定来(2017年8月31日~2019年2月7日)の基準価額の推移を『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』と比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)(為替ヘッジなし)基準価額の推移
基準価額の推移
2017年8月31日~2019年2月7日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

そのほかの先進国株式インデックスファンドとの騰落率の比較は下の表の通りです(2019年2月7日現在)。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年2月7日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

世界景気の減速懸念から軟調だった株式市場は、直近は反発しています。『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』を除き、運用実績は僅差です。


まとめ

実質コスト(年率)は『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』が0.289%、『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』が0.272%と、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』(0.202%)や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(0.197%)に比べるとやや割高です。

運用実績については為替リスクが軽減されている分『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』の値動きが競合より若干マイルドですが、為替ヘッジコストが気になるところかもしれませんね。

為替ヘッジコスト
出典:大和投資信託
ヘッジコストについて(2019年1月)」(PDF)

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』と『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』の運用管理費用(信託報酬)は年率で税抜0.190%(税込0.20520%)と、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の税抜0.109%(税込0.11772%)に比べると見劣りします。

為替ヘッジなし同士では運用実績は僅差とはいえ、純資産総額を見ると伸び悩んでいる印象は否めないでしょうか。




Home

楽天Kobo半値になっても儲かる「つみたて投資」【電子書籍】[ 星野泰平 ]

Amazon臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話【電子書籍】[ 竹川美奈子 ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ

注目の記事

世界経済は低成長に?IMF予測と全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績

主だった インデックスファンドの2024年4月末時点の成績 を確認しています。

よく読まれている人気記事

QooQ