SBI、楽天証券iDeCo『ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)』ニッセイ外国株式、楽天・全世界/全米株式と実績比較 MSCIコクサイを上回ることをめざすアクティブ投信の実力は?

2019年2月27日水曜日

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ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)』はSBI証券や楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)でも取り扱っています。

MSCIコクサイを上回ることをめざすという同ファンドの特徴と運用実績を先進国株式、全世界株式、米国株式を対象にしたインデックスファンドと比較してみました。

比較対象の『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』はSBI証券のiDeCoに、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は楽天証券のiDeCoにラインナップされています。




ラッセル・インベストメント外国株式ほか特徴

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)』は、日本を除く世界先進各国の株式を投資対象とし、「MSCIコクサイ・インデックス」(配当込み)を中長期的に安定して上回ることをめざします。

グロース(成長)型、バリュー(割安)型、マーケット・オリエンテッド型など運用スタイルの異なる複数の運用会社を組み合わせた「マルチ・マネージャー運用」を行います。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 国・地域別構成比
2019年1月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 国・地域別構成比
2019年1月末月報より

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 組入上位10銘柄
2018年12月末現在(2019年1月末月報より)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 国・地域別構成比
2018年12月末現在(2019年1月末月報より)

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 組入上位10銘柄
2018年12月末現在(2019年1月末月報より)

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。


ラッセル・インベストメント外国株式ほか費用

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税込)です。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
1.43640%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.11772%

楽天・全世界株式インデックス・ファンド
0.22960%

楽天・全米株式インデックス・ファンド
0.16960%

上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。


ラッセル・インベストメント外国株式ほか運用実績

下のグラフは後発の『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』設定来5年2ヵ月強(2013年12月10日~2019年2月26日)で基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)と<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基準価額の推移
基準価額の推移
2013年12月10日~2019年2月26日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

最後発の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』及び『楽天・全米株式インデックス・ファンド』設定来およそ1年5ヵ月(2017年9月29日~2019年2月26日)での比較は下記の通りです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドの基準価額の推移
基準価額の推移
2017年9月29日~2019年2月26日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年2月26日現在)。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドの騰落率
2019年2月26日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

MSCIコクサイを上回ることをめざすという『ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)』ですが、上記の期間では残念ながら先進国株式を対象にした『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』を下回る成績でした。

複数の運用スタイルを組み入れた結果、値動きが先進国株式インデックスファンドに近似し高コストがハンデになるのであれば、低コストで分散されたインデックスファンドのほうが魅力的かもしれませんね。




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