米国株投信『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』『iFree NYダウ・インデックス』ニッセイ外国株式と実績比較

2019年1月3日木曜日

先進国株式 米国株式

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米国株式(NYダウ)投信を先進国株式投信と比較・評価・解説

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米国株投信である『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』や『iFree NYダウ・インデックス』の運用実績を先進国株式インデックスファンドと比較してみました。

比較対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』です。




米国株式(NYダウ)と外国株式の特徴は?

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』と『iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree NYダウ・インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 国・地域別組入比率
2018年11月末月報より

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。


米国株式(NYダウ)と外国株式の費用は?

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税抜)です。

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン
0.500%

iFree NYダウ・インデックス
0.225%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.109%

先進国株式インデックスファンドという定番商品の強みか、運用管理費用は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』のほうが米国株式インデックスファンドより低廉です。

『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』のみ購入時手数料(税抜3%)や解約時の信託財産留保額(0.2%)が設定されています。

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。



米国株式(NYダウ)と外国株式の運用実績は?

下のグラフは過去およそ5年間(2013年12月末~2018年12月末)の基準価額の推移です。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基準価額の推移
基準価額の推移(月末ベース)
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『iFree NYダウ・インデックス』も含めた騰落率の比較は下の表の通りです。

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、iFree NYダウ・インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの騰落率
2018年12月28日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

直近の株式市場は調整を余儀なくされていますが、過去5年の騰落率では『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』も『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』も大幅な黒字(プラス)になっています。


まとめ

過去5年の実績は先進国株式インデックスファンドより好調な米国株式(NYダウ)インデックスファンドですが、ベンチマークの指数はつみたてNISAでは指定インデックスには採用されていません。

先進国株式や全世界株式インデックスファンド、あるいはバランスファンドなどで土台を固めたうえで、スパイスとして投資するなら有用そうなのに残念ですね。

長期・積立・分散投資を原則とするつみたてNISAでは、やはり分散の観点から難ありと見られたのでしょうか。

指定インデックス以外の投資信託でも一定の要件を満たせば、つみたてNISA対象商品に採用される可能性はあります。

『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』(※)は純資産総額50億円以上、設定から5年経過という要件は満たしているので運用会社が金融庁に届け出れば認められそうですが……。

※ つみたてNISA対象商品はノーロードであることも要件の一つですが、『世界経済インデックスファンド』のように目論見書に上限付きの購入時手数料が記載されていても、ノーロードで購入可能であれば認められるようです。

『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』は、『iFree NYダウ・インデックス』に比べると運用管理費用が割高なので、つみたてNISAに採用されても投資資金が集まりにくいでしょうか。

『iFree NYダウ・インデックス』は2016年9月8日設定です。これから弱気相場入りすると、5年経過する前に資金流入超の回数が3分の2以上という要件を満たすのが難しくなってしまうかもしれませんね。




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