『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』過去5年の実績を米国株式(S&P500)投信と比較・評価

2018年12月19日水曜日

先進国株式 米国株式

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<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを米国株式(S&P500)投信と比較・評価・解説

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※ 記事を更新しました(2019年6月28日)。

設定から5年が経過した『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』の運用実績を米国株式(S&P500)インデックスファンドと比較してみました。

比較対象は『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』、『iFree S&P500インデックス』、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』です。




外国株式と米国株式(S&P500)の特徴は?

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、ジョンソン・エンド・ジョンソンほか)
2019年5月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 業種別組入比率(情報技術、金融、ヘルスケアほか)と国・地域別組入比率(アメリカ、イギリス、フランスほか)
2019年5月末月報より

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』、『iFree S&P500インデックス』、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド 組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、バークシャー・ハサウェイほか)
2019年5月末月報より

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド 組入上位10業種(情報技術、ヘルスケア、金融ほか)
2019年5月末月報より

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。


外国株式と米国株式(S&P500)の費用は?

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税抜)です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.0999%

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド
0.3750%

iFree S&P500インデックス
0.2250%

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
0.1500%

上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。

先進国株式インデックスファンドという定番商品の強みか、運用管理費用は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』のほうが米国株式インデックスファンドより低廉です。


外国株式と米国株式(S&P500)の運用実績は?

下のグラフは『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』設定来5年6ヵ月半強(2013年12月10日~2019年6月27日)の基準価額の推移を『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』と比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとiシェアーズ 米国株式インデックス・ファンドの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2013年12月10日~2019年6月27日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

後発の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来(2018年7月3日~2019年6月27日)との比較は下記の通りです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年7月3日~2019年6月27日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年6月27日現在)。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の騰落率
2019年6月27日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

過去5年の騰落率は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』が+45.48%だったのに対して、「S&P500指数」連動型の『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』は+66.77%でした。


まとめ

過去3年、過去5年の騰落率では『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』も好調でしたが、米国株式インデックスファンドはそれを上回る成績でした。

『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』も7割近くが米国で占められるまでになっています(2019年5月末月報より)。

直近の株式市場は貿易摩擦や景気減速などへの警戒感により株価の変動が激しくなっています。

2019年からは世界の主要な中央銀行の資金供給額より吸収額が多くなるというニュースもありました。

焦点:超緩和時代の終焉、市場が迎える中銀流動性の「転換点」(ロイター)

『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』のような先進国株式インデックスファンドにせよ、極めて好調だった米国株式インデックスファンドにせよ、これまでのようなリターンは期待しにくいかもしれませんね。

コラム:米FRB「予防的利下げ」がもたらす負の遺産=熊野英生氏(ロイター)

市場では米国の利下げが催促されていますが、債務の膨張を懸念する声も聞かれます。

もっとも資産運用には山や谷がつきもので、仮に株価が低迷したとしても、インデックスファンドを使った積立投資では口数を増やすチャンスでもあるでしょうか。




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