【インデックス投資】NISAで毎年一括投資 先進国株式・米国株式・新興国株式の現在の評価額と損益は?

2019年10月25日金曜日

NISA一括投資 新興国株式 先進国株式 米国株式

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NISAで毎年年初に一括投資 先進国株式、米国株式、新興国株式の評価額と損益を比較・評価・解説

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NISA(一般NISA)で毎年、最初の営業日に一括投資した時の先進国株式・米国株式・新興国株式インデックスファンドの成績(2014年~2019年)を簡単にまとめてみました。

今回、取り上げるのは『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS 新興国株式インデックス』です。

ちなみに、つみたてNISAでも、毎月の積立を最低額にして、ボーナス積立で1月に最大限割り当てることで実質的に一括投資が可能な証券会社もあります。




先進国株式・米国株式・新興国株式の特徴は?

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』(ニッセイAM)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税抜0.0999%です。

2019年9月末現在、ベンチマークの指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22ヵ国の1,327銘柄を組み入れています。

MSCIコクサイ・インデックス 業種別構成比(情報技術、金融、ヘルスケア、資本財・サービス、一般消費財・サービスほか)と国・地域別構成比(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイスほか)
MSCIコクサイ・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年9月末現在

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』(ブラック・ロック)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は、投資する上場投資信託証券の報酬を加えた実質で税抜0.375%程度です。

後発の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)の運用管理費用(年率)は2019年11月12日より税抜0.088%以内に引き下げられる予定です。

S&P500指数 業種別構成比(情報技術、ヘルスケア、金融、コミュニケーション・サービス、一般消費財・サービスほか)
S&P500指数
業種別構成比 2019年9月末現在

eMAXIS 新興国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、新興国の株式市場を対象にした「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

購入時手数料はありません。投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は税抜0.600%(年率)です。換金時に信託財産留保額として基準価額の0.3%を差し引かれます。

後発の『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、運用管理費用が年率で税抜0.189%と低廉で信託財産留保額もありません。

2019年9月末現在、ベンチマークの指数はアジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の26ヵ国の1,202銘柄を組み入れています。

MSCI エマージング・マーケット・インデックス 業種別構成比(金融、情報技術、一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービス、エネルギーほか)と国・地域別構成比(中国、韓国、台湾、インド、ブラジルほか)
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年9月末現在

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。


先進国株式・米国株式・新興国株式の成績は?

各年度の基準価額は、売買が成立する約定日が申込受付日翌日なので、その年の最初の営業日の翌営業日の数字です。

毎年、NISAの非課税投資枠いっぱいに一括で投資していると仮定して、通算成績を計算する特定の日の基準価額をもとに各年度の損益を算出しています。

2016年からNISAの非課税投資枠が100万円から120万円に拡大されました。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、eMAXIS 新興国株式インデックスの運用実績
端数は四捨五入しています
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

2019年10月24日現在の通算成績は、680万円の投資額に対して『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』の評価額が870万円弱(+27.60%)、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』の評価額が920万円強(+35.60%)、『eMAXIS 新興国株式インデックス』の評価額が760万円強(+12.02%)でした。


まとめ(一括投資のメリットとデメリット)

NISAで毎年年初に一括投資した場合の2019年10月24日時点での通算成績(2014年~)は下の表の通りです。

NISAで毎年年初に一括投資した場合の2019年10月24日時点での通算成績(2014年~)
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

まとまった余裕資金があるなら、一括投資のほうが積立投資より運用期間を長くとれるのはメリットかもしれませんね。

その一方でリスク資産の値動きに慣れないうちに大きな資金を投じてしまうと、相場の変動に怖くなって損失を抱えたまま退場してしまう危険もあるでしょうか。

いざという時にリスク資産を慌てて解約しなくてすむよう、預貯金等の安産資産の確保も忘れないようにしたいです。




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