一括投資 VS. 積立投資 |
先進国、新興国、日本、それぞれの株式インデックスファンの今年の一年の成績を、年初に一括投資した場合と、毎月積み立てた場合で比較してみました。
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ファンドの特徴
「たわらノーロード 先進国株式」は、日本をのぞく先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックスに連動するインデックスファンドです。MSCIコクサイ・インデックスは2016年5月末現在、北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,321銘柄で構成されています。「eMAXIS 新興国株式インデックス」は、新興国の株式を対象にしたMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するインデックスファンドです。MSCIエマージング・マーケット・インデックスは2016年5月末現在、アジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の23か国837銘柄で構成されています。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は、TOPIX(東証株価指数)に連動したインデックスファンドです。TOPIXは2016年5月末現在、東証1部上場の1,954銘柄で構成されています。
一括投資の成績
2016年12月30日現在の基準価額の騰落率 |
積立投資の成績
NISA(少額投資非課税制度)の枠が年間120万円なので年初から毎月10万円ずつ積み立てた(月初の営業日に約定した)と仮定して、2016年12月22日の基準価額をもとに損益を計算しています。
まとめ
「たわらノーロード 先進国株式」は、年初に一括投資していた(年初の最初の営業日に約定した)場合、120万円の投資額に対して58,548円の黒字(約+4.88%)です。毎月、10万円ずつ積み立てた(月初の最初の営業日に約定した)場合、120万円の投資額に対して168,063円の黒字(約+14.01%)です。
「eMAXIS 新興国株式インデックス」は、年初に120万円を一括投資した場合、78,005円の黒字(約+6.5%)で、毎月10万円ずつ積み立てた場合、129,916円の黒字(約+10.83%)です。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は、年初に120万円を一括投資した場合、29,595円の黒字(約+2.47%)で、毎月10万円ずつ積み立てた場合、153,845円の黒字(約+12.82%)です。
今年は基準価額がずっと低迷してさえず最後に急回復したので、年初に一括投資するより毎月積み立て投資するほうが有利だったみたいですね。
こうして後から振り返ると、一括投資でも積立投資の通算成績より損益率が良かった月が何度もあったことがわかりますけど、まとまった金額を一度に投資してそこから下がったら怖くなって損切りすることになったかもしれないですね。
あるいは相場が好調で右肩上がりだったら、積立投資は機会損失になって、逆に一括投資のほうが黒字額が大きかった可能性もあります。なので積立投資が万能だとまでは言えませんが、途中で相場が急落する場面があってもコツコツ積み立てていけば、ある程度の結果を期待できるという点で悪くない投資法だと思います。
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