配当の下支え効果に期待『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』をJPX日経中小型株、ひふみプラス等と比較

2018年1月20日土曜日

国内株式 配当貴族

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『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』の特徴は?

連続増配企業に着目した『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』(三井住友トラスト・アセットマネジメント)の特徴や運用成績を、競合する投資信託と比べながら簡単にまとめてみました。

比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』、『SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン』、『ひふみプラス』です。


SMT 日本株配当貴族ほか特徴

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』は、TOPIX(東証株価指数)の構成銘柄のうち、10年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄を対象にした「S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)」に連動する投資成果をめざします。

組入銘柄の実績配当利回りの加重平均は2.18%です(2017年12月末)。TOPIXの加重平均利回りは1.7%です(2017年12月の月中平均)。

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』は、東証一部上場の全銘柄を対象にした「TOPIX」に連動する投資成果をめざします。

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド組入上位10銘柄
2017年12月末現在

SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン』は、「JPX日経中小型株指数」に連動する投資成果をめざして運用を行います。

JPX日経中小型株指数は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE(※)等をもとに原則200銘柄を選定し算出される株価指数です。時価総額上位20%の大型株式を除外しています。

※ ROEとは自己資本利益率のことで企業の収益力を示します。

ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。

国内だけでなく海外の企業にも投資先を広げています。原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジは行いません。

株価の下落リスクが高まっている時や、株価水準から魅力的な銘柄がないような時には株式の組入比率を最大で50%強まで引き下げます。

SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン、ひふみプラス組入上位10銘柄
2017年12月末現在

今回取り上げた投資信託の信託期間は、すべて無期限です。


SMT 日本株配当貴族ほか成績

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド、SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン、ひふみプラス成績比較表
2018年1月19日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

設定来(2016年8月30日~2018年1月19日)の騰落率は以下のような成績順でした。

ひふみプラス +71.84% > ニッセイTOPIX +47.88 > SMT 日本配当貴族 +41.70%

過去6ヵ月の騰落率では、『SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン』が、『ひふみプラス』には負けるものの、ほかの2つの投資信託より健闘しています。

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

『ひふみプラス』は、純資産総額に応じて一定額を超えた分について信託報酬(運用管理費用)の料率が下がる仕組みになっています。500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%に下がります。


まとめ

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』をはじめ、今回、比較した投資信託はどれも好調な成績でした。

今のように株式市場に追い風が吹いている環境だと、運用実績にばかり注目が集まってリスクは軽視されがちでしょうか。相対的に高い配当利回りによる下支え効果など安定した値動きが期待できると言われても(ファンドレポート PDF)、相場が順調なうちは配当貴族銘柄の魅力は伝わりにくいかもしれませんね。

つみたてNISAをきっかけにインデックスファンドの低コスト競争が激しくなっています。『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』の信託報酬は、2018年2月21日より税抜0.159%に引き下げられる予定です。

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』の信託報酬(税抜0.42%)は、やや割高に見えてしまいますよね。

下落相場に強い?『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』ひふみプラス、ニッセイTOPIX、ニッセイ日経225と実績比較




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